ゲッティイメージズ、米連邦破産法11条による再建と非公開化の方針を発表
写真・映像素材大手の米ゲッティイメージズは10月12日、創業家のゲッティ家とコーク・エクイティ・デベロップメントから最大5億3300万ドルの出資を受け、米連邦破産法11条の手続きを経て非公開会社になる方針を発表しました。
公表された内容の概要
ゲッティイメージズの発表(2026年10月12日)によると、内容は次のとおりです。
- 出資:創業家のゲッティ家と、コーク・エクイティ・デベロップメントが、最大5億3300万ドルを新たに出資する
- 手続き:あらかじめ債権者と合意した再建計画にもとづく形で、米連邦破産法11条(日本の民事再生に近い手続き)の適用を今後数週間のうちに申請する。対象は米国の一部の法人に限られ、年内の完了を見込んでいる
- 債権者の同意:無担保社債の保有者の83.5%が2億7000万ドル分の社債の消却に、担保付き債権者の約89%などが利払いの軽減と返済期限の延長に同意している
- 非公開化:手続きの完了後は、出資する2者が株式の100%を持つ非公開会社になる
- 事業の継続:通常どおり事業を続け、従業員、作品の提供者(コントリビューター)、取引先、顧客への影響は見込んでいないと説明している
同社は発表の中で、許諾を得たコンテンツで学習させた自社の生成AIツールにも触れています。
解説記事で紹介されている背景
Yahoo!ニュース エキスパート(10月14日)は、ITコラムニストの尾藤克之氏による解説を掲載しています。筆者個人の見方を含む記事です。記事では次の点が紹介されています。
- 直接のきっかけは、6月に断念したシャッターストックとの合併だとしている
- 年間の購読者数が、1年で32万1000人から24万人に減った
- 同社が画像生成AIのStability AIを相手に英国で争った著作権訴訟では、2025年11月、主な請求が認められなかった
筆者は、商業用のストック写真は生成AIで代わりが利くようになった一方、報道写真は生成AIでは代わりが利かない領域だとの見方を示しています。
クリエイターに関係する点
ゲッティイメージズは、写真や映像の作り手が作品を預けて販売する場でもあります。同社は、作品の提供者への影響は見込んでいないと説明しています。