Anthropic、旧Claudeモデルの文章にも電子透かし 一部モデルは設定次第で入らないと報道
Anthropicは、2026年8月より前に出したClaudeのモデルにも、生成した文章へ電子透かしを入れていくとしています。海外メディアは、11月3日から4つのモデルで始まり、うち2つは設定を変えると透かしが入らないとAPI利用者に通知されたと報じました。
公表された内容の概要
- Anthropicの説明:ヘルプページによると、2026年8月2日以降に出たClaudeのモデルは、出力に機械で読み取れる目印(電子透かし)を入れる機能を最初から備える。それより前のモデルにも、移行期間のうちに透かしを加えていくとしている
- 11月3日からの対象:The Decoderによると、AnthropicはAPIの利用者へメールで通知した。Claude Mythos 5・Claude Opus 4.7・Claude Opus 4.6・Claude Sonnet 4.6 の4モデルで、11月3日から透かしを入れる内容だ。Amazon Bedrock での提供は数日遅れる場合があるとされる
- 透かしが入らない条件:同じく報道によると、Claude Opus 4.6 と Claude Sonnet 4.6 には透かしの入る条件がある。文章の選び方のばらつきを決める3つの設定(
temperature・top_p・top_k)をすべて初期値にしたときだけ、透かしが入る。通知には「自社の法令対応で透かしに頼る場合は、初期値のままにしてほしい」という趣旨の記載があったとされる - 背景:EUのAI法の対応期限(2026年12月)に向けた対応と報じられている
- 検出:透かしの検出はEU法の求めに応じて、対象となる組織向けの限定公開(プライベートプレビュー)の段階とされている。ヘルプページは、透かしが検出されないことはAIが作っていない証拠にはならない、と説明している
クリエイターに関係する点
Claudeで書いた文章を納品・公開する場合、使うモデルや設定によって透かしが入るかどうかが変わることになります。透かしの有無だけでAI生成かどうかは判断できない、という点はAnthropic自身も明記しています。関連記事:OpenAI、EU域内でChatGPTとCodexの文章に電子透かし「textGrain」を導入すると発表