ノルウェー政府、カメラ付きスマートグラスの公共の場での利用を一時的に禁じる方針
ノルウェー政府は10月5日、カメラやAI機能を備えたスマートグラスについて、公園や学校など一部の公共の場での利用を一時的に禁止したい考えを発表したと報じられました。知らないうちに撮影・録音されることへの懸念が理由とされています。
報じられた内容の概要
AFP(2026年10月6日掲載)などによると、ノルウェー政府は10月5日、スマートグラス(カメラやAI機能を備えた眼鏡型の端末)について、一部の公共の場での利用を一時的に禁止したい考えを発表しました。
- 理由:本人が知らないうちに撮影・録音されることへの懸念。トルゲイル・ミカエルセン・デジタル担当相は、監視されないことに慣れている場所や状況で、知らないうちに録音や撮影をされるのではと人々が心配する社会は望まない、という趣旨の発言をしている
- 対象になりうる場所:公園、海水浴場、美術館・博物館、ショッピングセンター、学校、保育施設、医療施設、ジム、公共のイベントなど
- 全面禁止ではない:端末そのものを一律に禁じるものではないとされている
- 今後の流れ:政府は法案を「できるだけ早く」提出するとしている。あわせて専門家グループを設け、恒久的なルールを検討させる。労働党が率いる政権は少数与党のため、法案の成立には他党の賛成が必要と報じられている
関連して報じられていること
- 米メタは、同社のスマートグラス(Ray-Ban、Oakleyブランド)には録画中に点滅するLEDライトがあり、カメラを使えなくしない限り無効にできないと説明している
- デイリースポーツ(BANG Media International/よろず〜ニュース配信)によると、メタのスマートグラスは2023年以降で少なくとも900万台が出荷されている。英国では一部の飲食店が自主的に利用を制限しているほか、映画館では盗撮や著作権保護の観点から禁止・制限する措置がとられているとのこと
- フランスでは、児童保護団体がメタのスマートグラスによる無断撮影を約20件報告したと報じられている
クリエイターに関係する点
撮影できる場所のルールをめぐる海外のうごきです。スマートグラスで撮影した映像や写真を発信・制作に使う場合は関係します。法案はまだ提出されておらず、内容は今後変わる可能性があります。