米ペンシルベニア州、AIで作った広告への表示を義務づける法律が成立
米ペンシルベニア州で、AIで生成・加工した画像・動画・音声を使い、消費者に誤解を与える広告に表示を義務づける「AI欺瞞的広告法」が州知事の署名を経て成立しました。12月21日に施行されると報じられています。
公表された内容の概要
The Next Web と法律事務所 Loeb & Loeb の解説をもとにまとめます。
- 法律の名前:Artificial Intelligence Deceptive Advertising Act(州上院法案806号、2026年法律第99号)
- 成立:10月下旬にシャピロ州知事が署名(署名日は資料によって10月22日・23日と記載が分かれている)
- 施行日:2026年12月21日
- 対象:AIで大きく加工または生成した画像・動画・音声を広告に使い、商品やサービスの性質・出どころ・真正性について消費者に誤った認識を与える場合
- 表示の内容:「AIを使って加工または生成したコンテンツを含む」旨を表示する
- 表示の方法:
- 消費者がそのコンテンツへ最初に触れる時点で、広告と同じ媒体で、はっきり分かる形で表示する
- 音声は聞き取れる音量と速さで、画面上の表示は読める時間だけ出す
- 技術的に可能な場合は、消せない、または消すのが非常に難しい形にする
- 対象外:明らかなフィクション、パロディ・風刺・論評・批評、文字だけのコンテンツ
- 罰則:1件あたり最大3,000ドルの民事制裁金に加え、訴訟費用・弁護士費用。執行は州司法長官と地方検事が担い、個人が訴える権利は定められていないと Loeb & Loeb は説明している
クリエイターに関係する点
広告の制作でAIを使う場合に、表示の要否が問われる法律です。州の外で作られた広告に適用されるかどうかについて、上記の資料ははっきり書いていません。