デジタル庁、政府職員向けAI「源内」にAIエージェント環境を導入 安全基準「源内基準」も公表
デジタル庁は10月20日、政府職員向けの生成AI利用環境「ガバメントAI 源内」で、AIエージェントを使える環境の提供を始めると発表しました。安全に使うための基準「源内基準」もあわせて公表しています。
デジタル庁の発表(10月20日)と、ITmedia AI+の報道をもとにまとめます。
公表された内容の概要
- 源内とは:デジタル庁が開発・運用する、政府職員の業務を支援するための生成AI利用環境。一般向けのサービスではない。対象は約18万人の政府職員と報じられている
- AIエージェントの導入(ITmedia AI+の報道による)
- 対話形式でAIエージェントを作って動かせる「エージェントチャット」を、10月20日から各府省庁に順次導入
- 指示に沿ってプログラムの作成・修正やファイル操作を自律的に進める機能を持つ「源内工房」を、12月ごろまでに導入する予定
- 「源内OSS Ver.2.0」として、2027年2月ごろの一般公開を予定
- 源内基準:正式名は「ガバメントAI 源内 ガバナンス・セキュリティ・セーフティに関する基準」。「利用者」「管理者」「開発者」の立場ごとに、責務と守るべき事項を定めている。AIセーフティ・インスティテュート(AISI)の協力を得て策定したとしている
- 民間への位置づけ:デジタル庁は、地方公共団体や民間事業者にとっても、安全性の確保と活用を両立するためのモデルケースとして参考にしてほしいとしている
クリエイターに関係する点
AIエージェント(指示を受けて作業を自律的に進めるAI)を組織で使うときのルールを、立場ごとに書き分けた公的な基準として公表されました。社内やチームでAIの利用ルールを作るときの参考資料の1つになりえます。