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海外の法規制2026-10-25編集部

EU理事会、GDPRなどを見直す「デジタル・オムニバス」の交渉方針を決定 AI開発での個人データの扱いも

EU理事会は10月21日、GDPR(EU一般データ保護規則)やクッキーの同意ルールなどを見直す「デジタル・オムニバス」案について、欧州議会との交渉に臨む理事会としての方針を決めたと発表しました。

EU理事会の発表(10月21日)をもとにまとめます。

公表された内容の概要

「デジタル・オムニバス」は、欧州委員会が2025年11月に提案した、EUのデジタル分野のルールを簡素化するための改正案です。今回の発表は、そのうちGDPR・クッキーの同意ルール・サイバー事故の報告などを見直す部分について、加盟国でつくる理事会としての交渉方針を決めたものです。

発表で示された主な点は次のとおりです。

  • GDPR:基本的な権利の保護を保ちながら、事務的な負担を減らすよう規定を調整するとしている。仮名化や、個人が特定できるかどうかの考え方を明確にする
  • AIの開発と個人データ:生体認証による本人確認と、AIシステムの開発・運用のために、健康情報などの特に慎重な扱いが必要な個人データ(センシティブデータ)の処理を例外的に認めるという案について、保護のための条件を追加したとしている
  • クッキー:サービスの提供、利用状況の計測、端末のセキュリティなど、同意が不要になる場面を明確にするとしている

今後の流れ

今回決まったのは理事会としての交渉方針で、法律として成立したものではありません。理事会の議長国(アイルランド)は、欧州議会が自らの立場を決めたあとに、議会との協議に入るとしています。

クリエイターに関係する点

EUでは、AIの学習や運用に個人データをどこまで使えるかが、GDPRの見直しの論点の1つになっています。欧州の利用者向けにサービスを提供するAIツールの、データの扱いや設定にも関わる議論です。

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