AIクリエイター通信責任あるAIクリエイターのための情報メディア
権利トラブル2026-10-20編集部

AIを使ったゲームの無断移植・クローンが相次ぐと海外報道 開発者らが懸念

AIでゲームのプログラムを解析・作り直した無断の移植版やクローンが、ここ数週間で数多く出回っていると米Kotakuが報じました。テイクツー・インタラクティブの元AI責任者らが懸念を示しています。

米Kotaku(10月15日)の記事と、それを紹介した Game*Spark(10月19日)の記事をもとにまとめます。

報じられた内容の概要

  • 何が起きているか:AIを使ってゲームのプログラムを解析(逆コンパイル)し、作り直した無断の移植版やクローンが、ここ数週間で数多く出回っていると報じられている。有名タイトルのブラウザ版や、インディーゲームに似た名前の低品質なクローンがSteamで売られている例が挙げられている
  • 権利者の対応:GitHubの削除申請(DMCA)の記録には、こうした移植に関する申請が多く見られるとされる。『Slay the Spire II』の開発元 Mega Crit が10月7日に、公開していない自社のソースコードが含まれているとして申請した例が紹介されている
  • 関係者の発言:テイクツー・インタラクティブの元AI責任者 Luke Dicken 氏の発言として、この新しい「逆コンパイルして移植する」動きに開発者やパブリッシャーは真剣に向き合う必要がある、との見方が伝えられている。Game*Spark によれば、同氏はより強いDRM(不正コピーを防ぐ仕組み)やプラットフォーム単位の対策が進むという見通しも示している。Godot Engine の Emilio Coppola 氏の考えとして、守る負担を開発者が負うべきではなく、販売を認めているプラットフォームに責任がある、との主張が伝えられている
  • 国内の動き:Game*Spark は、国内では『鉄拳6』がPC向けに勝手に移植された件について、プロゲーマーのどぐら選手が批判の声を上げていると紹介している

クリエイターに関係する点

ゲームやアプリを作って公開しているクリエイターにとっては、自分の作品がAIで解析・複製される側になりうる話題です。報道では、削除申請やプラットフォームの対応が論点として挙がっています。

関連する記事