AIブラウザ7種で情報窃取のリスクを検証、4種で弱点を確認と米大学の研究
米ワシントン大学の研究者らが、AIが利用者に代わってWebを操作する「AIブラウザ」7種について、悪意あるサイトにメールなどの情報を盗まれるリスクを検証した論文を、ITmedia AI+が紹介しています。
ITmedia AI+の記事(10月20日)が紹介した研究論文をもとにまとめます。論文は2026年4月に公開されたものです。
公表された内容の概要
- 何を調べたか:AIブラウザのエージェントが、Webの基本的な安全の仕組み「同一オリジンポリシー」(別々のサイトどうしで互いの情報に触れられなくする仕組み)を越えてしまうのか
- 対象:ChatGPT Atlas、Chrome with Gemini、Claude for Chrome、Perplexity Comet、Edge with Copilot、Brave Leo AI、Firefox AI Modeの7種
- 結果:ChatGPT Atlas、Chrome with Gemini、Claude for Chrome、Perplexity Cometの4種で弱点を確認したとしている。ページに埋め込まれた別サイトの情報の読み取りや、パスワードの窃取ができる弱点である。Firefox AI Modeはリスクが最も小さかったとしている
- 各社の反応:記事によると、Google・Microsoft・Braveからは回答があったとされている
クリエイターに関係する点
AIブラウザにWeb上の作業を任せるとき、同じブラウザでメールや仕事のサービスにログインしたままだと、その情報に触れられるおそれがあると研究者は指摘しています。依頼主とのやりとりや作品の管理画面を同じブラウザで開いている場合に関わる話です。