D-IDの利用規約まとめ:商用利用・学習・生成物の権利
| 基本情報 | |
|---|---|
| サービス名 | D-ID |
| 提供会社 | De-Identification Ltd./De-Identification Inc.(D-ID) |
| 本社所在地 | イスラエル |
| 日本法人 | 確認できず |
| サービス概要 | 写真をもとに、話すアバターの動画を作れるサービス。 |
| 利用規約 | https://www.d-id.com/studio-end-user-license-agreement/ |
写真や動画をもとに話すアバター動画を作るサービス。TrialとLiteプランは非商用に限られ、ヘルプセンターによるとProなど上位の有料プランで商用に使えます。生成物の権利は利用者に残ります。学習への利用は規約に明記がなく、顔や声の生体情報は学習に使わないとしています。
| 項目 | 規約の要点 |
|---|---|
| 商用利用 | 上位の有料プランのみ可 |
| 学習への利用 | 明記なし(生体情報は利用しない) |
| 生成物の権利 | 利用者に帰属 |
商用利用
利用規約「D-ID Products Terms of Use」(2024年7月更新)は、Trialプランで登録した利用者は2週間、非商用の目的に限って使えると定めています。有料のLiteプランも非商用に限られます。
ヘルプセンターによると、Trial・Lite・Buildは個人的な利用に限られます(SNSでの共有はできますが、商用には使えません)。Pro・Advanced・Enterprise・Launch・Scaleでは商用に使えるとしています。
規約は、すべての生成動画に、AIで作られたことを示すマーク(Synthetic Mark)を入れると定めています。Trialの動画には、さらに透かしが入ります。D-IDの書面の承認なしに、これらを消したり隠したりすることはできません。
実在の人物の顔や声について、規約は、必要な同意・権利・ライセンスを得る責任とリスクは利用者が負うと定めています。肖像権やプライバシーに関する第三者からの請求について、D-IDは責任を負わないとしています。権利や同意を得ていない素材や、他人のプライバシー権・パブリシティ権を侵す素材を投稿することは禁止です。「Biometric Privacy Policy」によると、アバター作成の過程で、動画と生体情報を使って本人確認をするとしています。
学習への利用
利用規約には、利用者のコンテンツを学習に使うかどうかの条文はありません。投稿したコンテンツ(User Submissions)について、規約は、利用・複製・配布・二次的著作物の作成などを行う、取り消すことのできない永続的な利用許諾をD-IDに与えると定めています。
「Biometric Privacy Policy」(2024年12月19日更新)は、顔の形状や声紋などの生体情報は、製品やサービスの改善にも、AIモデルの学習にも使わないとしています。プライバシーポリシー(2024年9月11日更新)は、保存中で処理や削除を待っているデータには、モデルの学習を含め、どの目的でもアクセスしないとしています。
生成物の権利
規約は、投稿したコンテンツ、生成物(Output)、生成した動画(Animations)について、利用者はすべての所有権を持ち続けると定めています。ソフトウェアやテンプレートなどの権利はD-IDに残ります。
一方で、投稿したコンテンツについては、上記のとおり、取り消すことのできない永続的な利用許諾をD-IDに与えます。
個人向けと法人向けの違い
ヘルプセンターによると、Trial・Lite・Buildは個人的な利用に限られ、Pro・Advanced・Enterprise・Launch・Scaleは商用に使えます。規約によると、Trialの動画には透かしが入り、有料プランの動画には入りません(AIで作られたことを示すマークは全プランで入ります)。API向けの規約(End User Agreement)は確認できていません。