【AIクリエイター通信】画像生成AIの著作権調査、日俳連の声のガイドライン ほか
こんにちは、AIクリエイター通信です。
今週の記事の中から話題になっているものをピックアップします。
今週は、画像生成AIによるキャラクターの生成に関する調査結果が発表されたほか、日本俳優連合が声の利用に関するガイドラインを策定するなど、権利やルールに関する動きが目立ちました。
また、Googleの新しいAIモデル「Gemini 4 Argon」の一般提供開始や、ElevenLabsによる動画からの音楽・効果音の自動生成機能の発表といった、新しいツールの話題も伝わっています。
さらに、米国でのOpenAIをめぐる訴訟や、キャラクターAI運営会社の破産法11条申請など、業界全体を揺るがすニュースも続いています。
今号の記事
- 画像生成AI15種、名前を指定しなくても著作権のあるキャラクターを生成と調査会社が報告
ディズニーなどから訴えられている画像生成AI「Midjourney」を含む主要な画像生成AIが、著作権のあるキャラクターの画像を生成し続けているとする調査結果を、映画.comが米Deadlineの報道として伝えています。
2026-10-17 出典:映画.com - 米国の8州がOpenAIを提訴 ChatGPTが子どもにとって危険な設計と主張
米国の8つの州が10月14日、ChatGPTが子どもにとって危険な設計になっているなどとして、OpenAIをそれぞれの州の裁判所に提訴したと発表しました。
2026-10-17 出典:NHK・Dakota News Now - DistroKid、UMGの訴訟を受けて一部楽曲を削除 事前通知なしとの声もと報道
音楽配信代行のDistroKidが、ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)から起こされた著作権侵害訴訟を受けて、一部の楽曲を配信から削除したと報じられています。
2026-10-17 出典:Music Business Worldwide・Musicman - ElevenLabs、動画から音楽と効果音を自動生成する「Instant Soundtracks」を発表
ElevenLabsは10月15日、アップロードした動画に合わせて音楽と効果音を自動で生成する機能「Instant Soundtracks」を発表しました。
2026-10-16 出典:ElevenLabs - 日本俳優連合、声の生成AI利用にガイドライン 本人の事前許諾を求める
日本俳優連合(日俳連)は10月15日、事業者が生成AIで声優らの声を利用する際のルールを定めたガイドラインを策定したと発表しました。学習・生成・公開の各段階で本人の事前許諾を求める内容だと報じられています。
2026-10-16 出典:時事通信 - 被災者の報道写真をAIで加工か、「笑ってピース」の偽画像が拡散 警察が被害届を受理と報道
地震で自宅が全壊した熊本県氷川町の男性の報道写真が、AIで加工されたとみられる偽画像になってSNSで拡散していると、共同通信が報じています。元の写真を掲載した毎日新聞社は、法的措置も含めて対処する方針を示しています。
2026-10-15 出典:共同通信 - Anthropic、Claudeの利用ポリシーを改定 11月12日から適用
Anthropicは10月8日、AI「Claude」の利用ポリシー(禁止される使い方などを定めたルール)を改定すると発表しました。改定後のポリシーは11月12日から適用されます。
2026-10-15 出典:Anthropic - Google、新しいAIモデル「Gemini 4 Argon」の一般提供を開始
Googleは10月13日(現地時間)、AIモデル「Gemini 4 Argon」の一般提供を始めたと発表しました。有料プラン「Google AI Pro」「Google AI Ultra」の加入者は、GeminiアプリとGoogle検索の「AIモード」で使えます。
2026-10-15 出典:Google・ITmedia NEWS・CNET Japan - 津田健次郎さんの「声」をめぐる訴訟、判決の意義と残る課題を弁護士ドットコムニュースが解説
声優の津田健次郎さんの声に似た音声を使った動画をめぐる訴訟で、東京地裁が9月30日に示した判決について、弁護士ドットコムニュースが弁護士の解説記事を掲載しました。判決は請求を棄却する一方、「声」もパブリシティ権の保護対象になるとの判断を示したと報じられています。
2026-10-15 出典:弁護士ドットコムニュース - ゲッティイメージズ、米連邦破産法11条による再建と非公開化の方針を発表
写真・映像素材大手の米ゲッティイメージズは10月12日、創業家のゲッティ家とコーク・エクイティ・デベロップメントから最大5億3300万ドルの出資を受け、米連邦破産法11条の手続きを経て非公開会社になる方針を発表しました。
2026-10-14 出典:Getty Images・Yahoo!ニュース エキスパート - OpenAI、EU域内でChatGPTとCodexの文章に電子透かし「textGrain」を導入すると発表
OpenAIは、EU(欧州連合)域内でChatGPTとCodexが出力する文章に、目に見えない電子透かし「textGrain」を順次入れていくと発表しました。EUのAI法への対応と説明されています。文章を書き換えると検出されにくくなることも報じられています。
2026-10-13 出典:OpenAI・Cloud Security Alliance・My Electric Sparks - 米キャラクターAI運営会社が破産法11条を申請、一部資産をディズニーに2000万ドルで売却へ
生成AIプラットフォーム「キャラクターAI」を運営する米キャラクター・テクノロジーズが10月12日、米連邦破産法11条の適用を申請し、一部の資産をウォルト・ディズニーに2000万ドルで売却することで合意したと発表しました。ロイターが報じています。
2026-10-13 出典:ロイター - 【続報】日販の米アンソロピックへの書籍販売、JBpressが論点を整理する解説を前後編で掲載
出版取次大手の日販グループが米AI企業アンソロピックに書籍を販売していた問題について、JBpressは10月10日、山本一郎氏による解説記事を前編・後編に分けて掲載しました。書籍の販売と著作権法の関係や、米国の司法判断が取り上げられています。
2026-10-10 出典:JBpress
AIツールがさらに進化して表現の幅が広がる一方で、音声や画像、文章をめぐる権利やガイドラインの整備が進んでいます。私たちが作品を公開したり納品したりする際、どのような手順や確認が求められるのか、日頃からルールの変化に目を向けておきたいですね。