クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
作者が作品を公開するときに、「この条件を守れば使ってよい」という利用条件を示すための国際的なライセンスです。4つの条件の組み合わせで6種類があります。
くわしく
文化庁の著作権テキストは、クリエイティブ・コモンズ(CC)・ライセンスを、作者が自分の作品の利用条件を意思表示するためのツールとして紹介し、すべての権利を主張する「All rights reserved」と、すべての権利を放棄する「パブリックドメイン」の間で、いくつかの権利を主張する場合に使われると説明しています。
条件は次の4つです。
- BY(表示):作者のクレジットを表示する
- NC(非営利):営利目的では使わない
- ND(改変禁止):改変や翻案をしない
- SA(継承):改変した作品を元と同じライセンスで公開する
Creative Commons公式サイトによれば、組み合わせはCC BY、CC BY-SA、CC BY-ND、CC BY-NC、CC BY-NC-SA、CC BY-NC-NDの6種類で、いずれも表示(BY)が必要です。これとは別に「CC0」があり、公式FAQはライセンスではなく、作品をパブリックドメインに置くための仕組みと説明しています。
クリエイターにとってのポイント
- CC素材をAIで加工して作品に使う場合、改変禁止(ND)、非営利(NC)、継承(SA)の各条件が、加工・商用利用・公開方法に関わります。
- Creative Commonsは、AI学習での利用についてのガイダンスで、CCライセンスは著作権上の許諾が必要な場面にだけ適用され、例外や制限規定が適用される場合はライセンス条件は及ばないと説明しています。
- 公式サイトは「AIの時代には、AIシステムによるコンテンツの使われ方の多くは、ライセンスで管理できる範囲の外にある」(原文英語)と述べ、機械による利用についての意思表示の仕組み(CC Signals)を開発中としています。
- 公式FAQは、CCライセンスは撤回できず、一度CCライセンスで公開された作品は、利用者がライセンス条件に従って使い続けられるとしています。
具体的な場面の例
- CC BY-NC-NDの写真をAIで背景だけ差し替え、企業の広告バナーに使おうとする。改変禁止(ND)と非営利(NC)の条件が関わる場面です。
- 自作のAI生成素材集をCC BYで配布する。利用者にはクレジット表示が求められ、ライセンスは後から撤回できません。